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【蔵見学】「蔵元の秘伝珍味と漬け物のコラボ」
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2009/11/30(Mon)
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11月28日土曜日。
「造り酒屋をもっと知る会その100」。 記念すべき100回目のテーマは、【蔵元の伝統珍味と漬け物のコラボ】 〜おてまえ漬け物を世界遺産に〜 お代わりをしたくなる、ご飯のようなお酒を目指している小林酒造。 自分が育った、近所のばあちゃんの漬け物の味を未来に残すこと、それをテーマに今回の会が開催されました。 いつものように杉玉の下からスタートです。新酒の搾りに合わせて、新しい杉玉になっています。 これから1年間、小林酒造を護ってくれる大事な存在です。 ![]() まずは蔵の中を移動しながら、酒造りと小林酒造についての説明を受けます。毎回参加していても、同じような話もありつつ毎回新しい話題があります。 そんなところもこの会の魅力ですね。 ![]() 昭和20年代につくられた琺瑯(ホーロー)のタンク、蔵の中にタンクが数え切れないほど並んでいます。 ホーローなので、1つ1つのタンクの容量が微妙に違うそうです。面白いですね。 今回は新酒を搾って休んでいるので、造りの様子は見られませんでした。 最初の新酒には、蔵ならしの意味があり、蔵全体を慣らしながらその後の造りに入っていくそうです。 小林酒造ではこってりしたお酒をまずは造っていくとのこと。 歴史のある蔵だけに、至る所に特徴的な建物があります。 通路の柱は、旧夕張鉄道のレールを利用。地面を走っているトロッコのレールは、かつて正面の建物までつながっていたとのこと。 ![]() 自分の家の敷地をトロッコで走れるなんて、あこがれます。羨ましい。 今回は麹米の様子も見せてもらいました。麹室を増築したので、より理想の北の錦に近づけていけそうですね。楽しみです。 ![]() 3本仕込んであった酒母の様子を見せてもらいました。5日目くらいなのでしょうか、香りをかいでもあの強烈な炭酸ガスは発生していませんでしたが、酵母の違いが香りにつながっていく様子はよくわかりました。 ![]() 元気よく育ってほしいですね。 おなじみのヤブタ。小林酒造にはフネも9つあり、大吟醸は袋吊りもしているのですが、まずはこのヤブタをちゃんと使いこなすことが、酒質の安定には重要だと考えているそうです。 ![]() 今回は1年に1回の杉玉作りを見せてもらえました。松前の杉を2トントラック一杯に運び、全部で4つの杉玉を作っています。一番最初の杉玉は300kgあり、道内最大級のもの。 ![]() 作り方は小林酒造独自のやり方だそうです。 1年経って、役目を終えた杉玉はこのように天井に集めておきます。神様がお住まいなので、粗末にはできないですよね。 ![]() さて、蔵見学が終わったら、いよいよ今回のメインテーマである“蔵元の伝統珍味と漬け物のコラボ”です。 ![]() 左側の写真が、 ・鮭といくらのルイベ漬け ・筋子の粕漬け ・たらこの粕漬け ・クリームチーズの味噌粕漬け ・ウインナーの味噌粕漬け ・うずらの卵の味噌粕漬け ・ホタテの貝柱の粕漬け 右側の写真が、 ・長ネギのキムチと黄身漬け ・ガッコの漬け物と、カマンベールの味噌漬け(本別町渋谷醸造製) ・からすみとカブの漬け物 からすみと黄身漬けはこんな感じです。 ![]() 個人的にお気に入りだった、クリームチーズの味噌粕漬けとたらこの粕漬け。 ![]() たらこの粕漬けは、山わさびがたくさん入っており、わさびの風味がたまりません。 長野県のわさび漬けよりは、ややあっさりしているでしょうか。 基本的に酒粕で漬けているわけですから、お酒に合わない訳がありません。 専務が「感動がありません。」と切り捨てた、ウインナーとホタテは確かにもの足りませんでしたが、それ以外はすべてお酒が進むものばかりでした。 今回はついつい呑みすぎた人が多かったのではないでしょうか。 それに合わせた日本酒は以下の通り。左から、 ・「東洋一」普通酒 ・しぼりたて生酒 微発泡(非売品) ・純米酒まる田「抱擁」ひやおろし ・真冬詰 大吟醸 ・純米甘口 ・当別のお米でできたお酒 ・純米大吟醸「冬花火」 ![]() 今回びっくりしたのは、最後の普通酒が出てきたということです。10年前には、生産量の85%がこの「東洋一」で、まさに炭坑のための蔵だったそうです。 最盛期には従業員150人、石高15,000石という日本で30番目に大きかったという小林酒造の歴史には欠かせないお酒、夕張炭坑で働いていた炭坑夫のみなさんは、甘くて太くて濃いお酒を好み、それをようかんなどお菓子と一緒に楽しんでいたそうです。 そういう歴史をふまえながら、この10年間の歩みを詳しく語ってもらい、一段と北の錦への理解と愛着が深まったような気がします。 当別のお米でできたお酒は、先月の知る会から出されていますが、燗にした時に立ち上がる香りがまさに炊きたてのご飯のような香りでした。 「冬花火」と並んで、現時点での小林酒造の看板になりえるお酒ではないでしょうか。 今回は記念の会という事で、2部構成。午後の蔵見学にも参加します。 ![]() 基本的には午前中と同じ内容ですが、それでも参加者に合わせて懇切丁寧に話をする小林専務。 ![]() 日本酒の未来を明るく楽しくするために、常に先を見ている、そんな北の錦にこれからも期待です。 ![]() 「小林酒造」 夕張郡栗山町錦3丁目109 0123-72-1001 「渋谷醸造」 中川郡本別町共栄14番地3 0156-22-2077 |
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